マウスのスイッチが壊れたとき、皆さんはどうしているだろうか。スイッチ交換可能なことをホットスワップ対応というらしく、キーボードは対応したものが結構あるがマウスでは聞いたことがなかった。
半田ごてがあれば代わりとなるスイッチに交換が可能だが、失敗する可能性もあるし(僕も一度壊してしまった)、スイッチが手に入りにくタイプだったりして敷居は割と高い。かといってある程度高価なマウスの場合保証が切れ、ボタン以外が正常なのに買い替えるのはもったいない。
そこでそれを解決し得る誰でもスイッチ交換可能なマウスを購入し、この製品ならではのメリットも多かったので紹介したいと思う。
左右クリックのホットスワップに対応
今回購入したのは台湾のASUSから発売されているROG Strix Impact IIIシリーズのワイヤレスモデルとなる。
一般的なマウスはスイッチが壊れた場合、まだ使う場合修理に出すか自分で分解して半田ごてを使ってスイッチ交換することになる。
普通のマウスは分解するためにマウスソールを剥がさなければネジ穴が現れないし、スイッチが手に入らない特殊なタイプだったり、ハンダがなかなか剥がせなくて基盤を傷めて失敗する場合もある。
しかし本商品は電池の蓋を開けたところにネジ穴があり、その2つのネジを外すだけで簡単に分解することができる。
そして分解してみると、左右クリックがソケットに入った状態で構成されているのがわかる。これをただ引っこ抜くだけで簡単に取り外せるので、あとは市販のオムロンなどのマイクロスイッチがAmazonなどで売っているので、それに交換するだけでスイッチが新品になるお手軽感。
オムロンのマイクロスイッチを使うなら加工が必要
デフォルトのkailh マイクロスイッチは押し心地が硬めで個人的にイマイチだったので、早速Amazonで購入したオムロンのマイクロスイッチに差し替えて組み立ててみると、スイッチが押しても押さなくても反応したままに。
そこでオムロンとkailhのスイッチを比較してみると、スイッチ部分の出っ張りがオムロンのほうが少し高めで、そのせいで押しっぱ状態となっていた。
プラモデル用のデザインナイフで少し削ると使えるようになったが、面倒なら同じkailh製のものを購入したほうが良い。
なぜ他のメーカーは左右クリックのホットスワップを採用しないのか
SDGs的にもお財布的にもかなりありがたい仕様なのだが、他のメーカーが採用する気配はない。
そういえば高級キーボードRealforceを販売している東プレの中の人が、当社のキーボードはなかなか壊れないのが売りなので、お客様がなかなか買い替えてくれないのは悩みのタネだといっていた記事を見たことがある。まあ商売ならば仕方ないよね。
それでもキーボードの方は全ボタンホットスワップ対応が増えてきたので、左右クリックだけでも交換可能にして欲しいとは思う。
単4電池+スペーサーで72gと乾電池式ゲーミングマウスでは最軽量
乾電池式のマウスはどうしても内蔵バッテリータイプに比べて重くなるので、エネループなど充電式を使えば製品寿命を伸ばせる一方で扱いにくさがどうしてもある。
しかし最近は乾電池込みでも80gを切ってくる優秀なマウスが増えてきた。まず筆頭としてはRazerのViper V3 HyperSpeedで、単3電池で82g、スペーサー(約4g)を使って単4電池を使えば74g程になり、100g前後の重さが主流の乾電池式マウス界隈では画期的だった。
その後もロジクールからG309、CorsairからM55 WIRELESSなどが発売されViper V3 HyperSpeedと並んでも超えるものはなかったのだが、ひっそりとROG Strix Impact III Wirelessが更新していてスペーサーと単4、単3アルカリ電池ともに付属しており、さらに現時点で最軽量となっている。
単3アルカリ乾電池(23g) | 単4アルカリ乾電池(11g)+スペーサー(4g) | |
ROG Strix Impact III Wireless | 80g | 72g |
Razer Viper V3 HyperSpeed Corsair M55 WIRELESS | 82g | 74g |
Logicool G309 | 86g | 78g |
無線2.4GHzだと450時間 Bluetoothだと618時間ものロングバッテリー
僕は最初にゲーム用にViper V3 HyperSpeedを購入し使っていたが、接続方式が無線2.4GHzのみなのでUSBドングルが壊れたら使用不能になるのとBluetoothも使えたら便利だなと感じていた。
Bluetoothもあるとスマホやタブレットとつなげて便利だし、2つのパソコンとも容易に繋げられるので個人的に接続方式は2つ以上欲しい。そしてバッテリーがめちゃくちゃ持ち、以下のように各社突き放して堂々1位のロングバッテリーとなっている。
無線2.4GHz | Bluetooth | |
ROG Strix Impact III Wireless | 450時間 | 618時間 |
Logicool G309 | 300時間 | 600時間 |
Corsair M55 WIRELESS | 185時間 | 400時間 |
Razer Viper V3 HyperSpeed | 280時間 | なし |
LEDライト部分は物理的に取り外して光らないようにできる
ゲーミングマウスにありがちな光るライティング機能は個人的にいらなかったので消すことにした。専用ソフトで消すこともできるがたまに光るのがウザかった。
なのでホイール部分だけが光るのでそこだけ取り除けないかと考えたら、本製品は簡単に分解できる上に光る部分も簡単に取り外すことができた。これでオフィス使用でも万が一光ることはなく、お手軽な上に少し軽くもなるので地味におすすめだ。
上の写真のようにネジを外し、そこから本体に伸びる白くて薄い導線が繋がる接続部の黒いパーツを真上に起こすと、
簡単に取り外せる。
スイッチ交換可能で便利そうという理由だけで購入したが、思った以上に高性能で満足している。レイザーやロジクールに比べると知名度的には低いかもしれないが、個人的におすすめしたい一品だ。
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