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【 IST PRO 】 1ヶ月半使ってみた ゲームも余裕の最強トラックボール

2025年2月26日

普通のマウスが苦手でずっとトラックボールを使い続けて十数年、思いつくだけでもMX ERGO、M575、DEFT、DEFT PRO、EX-Gトラックボール、、Slimblade、Expert Mouse、その無線版、OrbitTrackball 無線版、Pro Fit Ergo Vertical、Digio2トラックボールetc...。しかもそれらのトラックボールは手元にはない。

なぜなら親指トラックボールはどれも指の付け根が長時間使用で痛くなり、かといって人差し指中指トラックボールは親指が左クリックやスクロールを担当する事になり結局親指の負担が多く筋を痛めてしまう。親指をあまり使わないボタン配置にすればただの使いにくいデバイスになりさがる。

そんな中、数十年前に息絶えたボールの支えをボールベアリングにしたトラックボールが2023年にエレコムから無印ISTとして発売。

引っかかりが皆無なので親指への負担が少なく快適、しかしそこ以外が微妙だったが2025年についに上位機種が登場し、速攻購入して1ヶ月半近く使用、このトラックボールならではの感想を以下に記す。

バッテリーの選択肢が豊富

バッテリーが乾電池、エネループのような充電式電池に加え、現時点では未発売だが専用のUSB給電可能な充電式電池まで使えるのは素晴らしい。人気のMX ERGOやSlimblade Proなどの高級トラックボールは取り外し負荷のバッテリータイプなのでなおさらだ。

このシステムのお陰で内蔵充電池が保たなくなったり、膨張したりしても交換でき、乾電池で気楽に使用することもできる。

マウスはボタンが最初に駄目になるので、僕はスイッチ交換して長期使用する派で、内蔵バッテリータイプは劣化したとき専用のものではないと燃えたり爆発したら困るゆえ、交換できず買い替えになるので苦手だった。そんな心配が端からいらないのは願ったりかなったり。

本体内にボタン配置を保存可能

これ実はトラックボールでは初の機能で(ゲーミングマウスなどではよくある)一度記録してしまえば別のパソコンやスマホ、タブレットでも同じボタン配置で使う事ができる。

接続先ごとに配置を変えて保存も可能。しかも最大3パターン記録できるので、外部アプリを入れられない仕事用PCでも全く困らないし、例えば普段使い用、ゲーム用、特定アプリ用と記録してワンタッチで切り替えることができるのは非常に便利。

1番売れてるらしいロジクールのトラックボールはこれができず、専用アプリが誤動作することもありストレスだったがその心配も皆無。 

ボールの直径が36mmと競合品より大きい。

一般的な親指トラックボールはほぼ直径34mmで統一されているが、ISTシリーズは2mm大きい36mmとなっている。たかが2mmと侮っていたが同じ動きでポインターの移動距離が少し長いため、使えば使うほどに明らかに指の負担が軽減されているのを実感している。

ただペリックスというメーカーが色々なカラーの34mmトラックボール用ボールを販売していて、無論36mmのものはなくボールの着せ替えができないのは少し残念。エレコムさんIST用カラバリボールの発売求む。

ボールベアリングがとても滑らかで指が疲れにくい

現状市販で手に入るトラックボールで唯一のギミックで本当に滑らか。一般的な人工ルビーで支持するトラックボールは摩擦による抵抗がどうしてもあり、引っかかったり手垢がたまるとどんどん滑りが悪くなってその都度掃除が必要。

しかしボールベアリング支持部はそれ自体が回転するためゴミもたまらず性能も落ちない。さらに万が一ベアリング部分が壊れたとしても、単体で販売しているので一安心。

ゲーミング用途にも耐えうる通信とトラッキング性能を有しているので、ゲームにはもちろん日常使いでもポインターの動きはボールベアリングも相まって滑らか、元々トラックボールでゲームをしていたのでより快適になって感謝しかない。

全10ボタンに加えてジェスチャーと1ボタンに2つの機能

多ボタンのトラックボールはエレコム以外はほとんどなく、ISO PROも例にもれず10ボタン搭載(ロジクールのMX ERGOは8ボタン)。

さらにその1つをモード切替ボタンにすれば、それを押すたびに残りのボタンに設定した2つ目の機能を使うことができる(この場合スクロールの上下にも割り振れるのでモード切替ボタンを除いても実質20ボタンになる)

そしてジェスチャー機能を割り振ったボタンを押している間、トラックボールでコマンド入力しそれぞれに設定した機能を発動可能な上、数の制限はないらしい。

左右上下単体だけでなく、↑↓、→←など連続入力はもちろん格闘ゲームのように↓→↘︎とかも可能で、記憶力に自身があれば上記のモード切り替えを含め大量の動作をマウスのみで完結できてしまう。

しかもこちらもマウスの中に記憶可能、控えめに言っても最高だ。

接続先は脅威の6つ 切り替え方法もダイヤルで簡単

最大6つのデバイスに接続できるだけでもありがたいのに、特許出願中らしいこのダイヤルによる接続切り替えは画期的で、手元を見ずに簡単に変更できるのは便利でしかない。

切り替えボタンが背面にあり、その都度裏返す必要がある製品も多いので地味にありがたい。

短所もあるが、値段の高さと表面素材の耐久性くらい

ここまで褒めまくってきたが、この性能を体現したような値段の高さは数少ない欠点になるだろう。現時点で最安値のAmazonですら19800円(1年保証)、他ではポイント分差し引いても22000円(2年保証)を超えている。

競合品のロジクール MX ERGO S(最新モデル)はAmazonの1年保証版が17800円、2年保証版がIST PROの1年保証版と同程度。出たばかりなのでいずれ値崩れが期待できるが、現時点では最大のネガティブな要素。

もう1つは個人的に気になる点で、ロジクールのMX ERGOシリーズは表面素材の滑り止めゴムが手汗や湿度でベトベトになりボロボロと剥がれてくるのが欠点だったが、IST PROも参考にしたのか手の当たる部分がゴムのような素材で覆われている。

それを危惧した人がエレコムにXで質問していたが、耐久性の高い素材を使用しており劣化しにくいと言えるが、絶対に劣化しないとは言えないと答えていたので何年か使ってみないと答えはわからない。

というかトラックボールは持ち上げたりしないし本商品はすごく傾いているわけでもないので、滑り止め加工の必要性は正直ないと思う。

現時点では最強のトラックボール

以上少ない欠点も補ってあまりある盛りだくさんな性能を備え、現時点では最強と言っても過言ではないと感じている。

今まで使ったどのトラックボールよりも総合的に満足したので、トラックボーラーの端くれとしてめちゃくちゃおすすめしたい。

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