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【HHKB】疑似的な分離配列で快適に使おう

2025年3月30日

HHKB Professional HYBRID Type-Sを購入してからもうすぐ5年になるが、故障や劣化もなく快適に使用し続けている。

半年ほど前に自作キーボードを購入し使っていたものの、やはり静電気容量無接点方式の打鍵感には敵わず、最近またメインキーボードとして使い始めた。

そこでネックとなったのが分離キーボードに比べて一枚板のキーボードは両手の位置が近いので、どうしても長時間使うと巻き肩気味で肩こりの原因になりやすい。2台使いは場所を取り過ぎコスパも悪いので却下。

そこで両手のホームポジションをできるだけ両端に寄せる配列を試したところなかなか良かったので今回紹介したいと思う。HHKB Professional Classicは本体内部にキー配置変更内容を保存できないので今回の件ではおすすめしない。

右側の記号をなくして右手ホームポジションを右に寄せる

 Corne V4という小型の自作キーボードを使っていて便利だったのが、記号はほぼ別のレイヤーに追いやり日本語でよく使う記号だけ残すようにする方法だ。

Fnレイヤーでホームポジションで押せるようにしたほうが小指の右側にあるときよりも入力しやすいと思う。

左側はそのままでも良いが、どうせなら端っこまで寄せてしまおう

 TabやCtrlまでなくすことで端っこまで寄せることができ、このおかげで上写真の左Fnキーが親指で押しやすくなる。

ここで消えたキーを押しやすそうなところに割り振ると以下のようになった。(この辺は各人の好みで)

あとはいなくなった記号を真ん中のどこかやFnレイヤーに配置すればとりあえず完成。

HHKB×大西配列でさらなる変態配列の極みへ

僕は一般的な配列であるQWERTY配列ではなく大西配列という配列を使っている。

QWERTY配列と比べて日本語入力の指の移動距離が約半分になる画期的なもので、大西配列については以下の記事で解説している。

これに加えてCorne V4では数字列がなかったため別のレイヤーに数字をホームポジションにテンキー風に置いていた。

これだとわざわざ数字を押すために指を伸ばす必要がなくなる。これらを組み合わせると以下のような配列になる。

真ん中と右上に矢印キーを埋め込み利便性を上げて、プリントスクリーンキーも配置してみた。スペース両脇のキーはキーキャップを前後逆にはめ込むことで押し易さを上げている。

キー配置変更ソフトで短押し長押しで別々のキー入力が自作キーボードのようにできれば、上写真のOとTの長押しでShiftにしたりできるのだがそこのところは後継機に期待。

数字キーは慣れると明らかに最上段一列のときより速く打てるのでかなりおすすめ。英語日本語切り替えは左手だけで瞬時に切り替えれるようにしている。

HHKB Studioのキーマップ変更ツールと異なりレイヤーが2つまでだったり、変更できないキーが何個かあるので後継機に期待したい。

無刻印キーキャップで自由なキー配置へ

今回の試みにおいてはどうしても使いやすさを求めると印字通りにはできないので、できれば無刻印で使うことをおすすめする。

更に大西配列を使うならホームポジションの人差し指の出っ張りのキーまで変更するので尚更だ。

無刻印でよく数字の入力が不便とか言ったり「ー」のキーだけ色を変える人がいるが、その心配もなくなるので奥せず挑戦してみて欲しい。

HHKB Professional HYBRID Type-SとHHKB Professional HYBRID 両方使っての結論

ネット上を探すとHHKB Professional HYBRID(以下無印と記す)の方が軽くて打ちやすい、HHKB Professional HYBRID Type-S(以下Type-Sと記す)の方が軽くて打ちやすいと相反する両方の意見がある。

結局どっちなんだい?といったところで自分で触らないとわからないと感じ両方購入して使ってみた。

僕個人の感触としては、無印は反発が強めで最後まで重く押し返してくる感覚、Type-Sは最初が軽く、最後の方で無印よりは弱く押し返してくる感じだった。メカニカルスイッチで例えるならば無印が黒軸でType-Sがリニアというぐらいに感覚が違った。

(個体差もあるだろうが同じ押下圧とはとても思えない)どちらが良いかは個人差があると思っうが、指の力が強くメカニカルスイッチの黒軸でも重く感じない人、力強くキーボードを叩きカチャカチャ音が欲しい人は無印、それ以外の万人向けがType-Sという結論になった。

僕は重いキーだと指が疲れるのが嫌なので、Type-Sの方が手元に残っている。

慣れるまでは結構時間がかかるし仕事環境によっては難しいかもしれないが、すでにHHKB Professional HYBRIDシリーズを持っている人、これから購入して使ってみたい人はこの疑似分離配列+大西配列+無刻印、是非とも試してみて欲しい。

英語配列はすべての色に最初から無刻印のモデルがあるが、日本語配列でデフォルト無刻印は雪モデルのみで他の色は追加でキーキャップ購入が必要。


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