机の上の収納スペース、キーボードやマウスの収納先などの用途で活用される定番アイテムなデスクシェルフ。今となっては様々なメーカーが発売していて、値段も機能も多種多様となっている。

しかしディスプレイやキーボード、マウスなどと違って必須ではないものの、拡張性を売りにして無駄に高額な商品も多く、かといって安いものは見栄えも悪く使い勝手も悪い。

そこで机を無垢材で作ったときに、デスクシェルフも同じように作れば良くね?と思い作ってみたら意外と簡単だった。さらに自分で鬼目ナットなどを仕込めば他社性のスマホ・タブレットホルダーのようなアタッチメントも取り付けられる。

机と同じ素材で作れば統一感は圧倒的で、自作なため愛着も湧くので是非オススメしたく紹介していく。

デスクシェルフを無垢材で作る理由

↑脚部を取り替えたりキーボードスライダーを装着したりして鬼目ナットだらけなマイデスク裏

筆者は机を無垢材で作り、スチール製の脚部を購入して鬼目ナットで取り付けて使っている。今まで100個以上ネジ込んできた経験も手伝い、デスクシェルフが欲しくなったときに同じように自作しようと思い実行に移した。

見た目が圧倒的に良い

DIYで使う木材には無垢材、集成材、パーティクルボードといったものがある。順番に値段も安くなっていき、見た目も耐久性も下がっていく。

デスクシェルフ位のサイズだと無垢材の場合1枚板でつなぎ目もないので、非常に見た目が良くなる。集成材はつなぎ目だらけだし、パーティクルボードに至っては表面、側面ともに安っぽい。

耐久性が高い

かの有名な法隆寺も、ヒノキの無垢材が65%ほど1400年前のものがそのまま使われている。この事実から無垢材の耐久性は火を見るよりも明らかで頼もしい。自分で修正も容易なため長期使用に向いている。

集成材やパーティクルボードは大量に接着剤を使っているため、それが蒸発したり劣化してくると剥がれたり破損の原因になりかねない。パーティクルボードに至っては割れたりして壊れると修理も難しい。

木材の性質が生かされ修復も簡単

無垢材は本来の木そのもののため材種による特性もそのまま継承している。例えばヒノキであれば抗菌防虫効果、耐湿性、耐水性、弾力性靱性に富み加工性も高い。傷がついたり汚れてもヤスリがけして自分で直せるメリットもある。

欠点としては値段が高め

材種によって異なるものの、デスクシェルフの材料としては無垢材は最も値段が高い。しかし先程の法隆寺のように一生どころか世代を超えて使い続けることが出来るので、個人的には長く使えばもとは取れると思う。

無垢材デスクシェルフの作り方

無垢材をマルトクショップで調達する

まずは材料を手に入れる。筆者はシックハウス症候群に悩まされていて、家具を買うときは材料がはっきりわかるものしか購入せず、材料記載があっても接着剤や塗料が不明な場合そこについて問い合わせることもある。

そこで接着剤や塗料全てにおいて無垢材に関し、ホルムアルデヒドの安全基準指数が最高ランクのものしか使っていない、そうした木材のオーダー販売をしているお店を利用している。香川県高松市に本社をかまえるマルトクショップという木材屋さんだ。

30種類を超える国内外の木材があり、好みの色合いや使用環境に合わせて自由に選択可能。サイズもミリ単位で細かく調整し、設置する場所にピッタリの机をオーダーすることができる。

マルトクショップについて詳しくは以下の記事で紹介しています。

そしてマルトクショップでは鬼目ナット取り付けサービスも行っているので、用意した脚部の商品画像にある取り付けたい脚部の図面を送ると取り付けてくれる。DIYが面倒な人は是非利用してみよう。

デスクシェルフの脚部を用意する

これに関しては下に何を置くかで変わってくるので一概には言えない。引出しを付けたかったら高くしなければならないし、ディスプレイの位置が低いなら逆に低いほうが良い。

個人的にはキーボードとマウスが収まってくれればよかったので、以下のような金属製の脚部を購入。日本製で鉄製で頑丈なため申し分ない。欠点としては底面がコの字になっているので直接電動ドライバー等でネジをねじ込むことはできない。

滑り止めはないのでグリップ力に定評があるGRIPLUSを貼り付けている。

無垢材に鬼目ナットを取り付ける

鬼目ナットの装着には一見難しそうだけれど、意外と簡単なので以下のコツを参考にすれば意外と簡単。しかし失敗はしたくないので、素直にマルトクショップの取り付けサービスを利用するのも大いにあり。

事前にインパクトドライバーと各種ネジ、マスキングテープかセロテープを用意する(今回使用した道具類は後述)。

取り付けたい位置に印をつける

↑近くにある装着済みのネジは天板を元々キーボードスライダーで使っていたときのもの

取り付けたい位置に脚部をおいたら、シャーペン等で穴を開ける位置を書いておく。書いている間に脚が動く場合があるのでテープなどで脚を固定するとやりやすい。

開ける穴の深さを図る

実際にネジ止めしたときにどのくらいの深さになるのかをしっかり計っておく。ワッシャーを用いたのでそれも挟み鬼目ナットにねじを取り付けてその深さを計っておく。

ネジが鬼目ナットからはみ出さなかったので鬼目ナットの長さ+1~2mmのゆとりを足して深さとする(今回用いた鬼目ナットはM5×13mmのものでネジはM5×20mm)

脚部と木材の隙間をゼロにするならば、鬼目ナットの上部皿より少し大きいウェーブカッターで段差を作ると綺麗な見た目になる。

インパクトドライバーで穴を開ける

ドリルの先から先程計った15mmのところに目印としてマスキングテープやセロテープを貼って掘りすぎを防ぐ。M5の鬼目ナットの場合下穴は7~8mmなので、8mmのドリルで穴を開けていく。

鬼目ナットをねじ込む

いよいよ鬼目ナットをねじ込んでいく。今回使ったM5×13鬼目ナットの場合5mmの六角レンチを使ってまっすぐ差し込み、ゆっくり回していく。あらかじめ木工用ボンドをネジの刃に塗っておくと抜け防止になる。

このとき途中で少し曲がっても修正が効くので曲がるたびに真っ直ぐになるよう丁寧に回す。個人的に鬼目ナット取り付けで一番気持ちの良い作業でうまく言ったときの達成感は一塩。

穴を開け終えたらネジ止めして完成。よく一気に全鬼目ナットを取り付けたあと脚部をつけようとして、穴がズレてて失敗している人を見かけるので、個人的には一つ穴を開けるたびに脚部を付けてみて確認すると安心。

無垢材デスクシェルフ用おすすめ工具&材料

インパクトドライバー

筆者が購入したときよりは値上がりしたものの、ドライバーに加えて単体だと高価なバッテリー×2がセットで手に入るおすすめセット。ブラシレスモーターなのもあって長期使用にも適しており、今だとなぜか↑のビット附属セットの方が安い。

六角レンチ

あると他のガジェットの組み立てにも使えて便利な六角レンチセット。長い方は斜めに指しても回せるので、今回のような脚部だと便利。

ドリル

先頭に小さなドリルが付いており掘り始めの真ん中を決めやすい。安物より断然掘りやすく木が割れることもなくて優秀。

今回のように上部に皿のある鬼目ナットだと普通に付けたら脚部との間に隙間ができるので、それをなくすためのドリル。隙間が気にならなかったり皿のない鬼目ナットを使う場合は不要。

鬼目ナット

今回の主役。こいつの取り付けをマスターすれば、机や他の家具の自作がとても楽しくなるDIYの入門的な道具。今回2cm厚の天板だったので、強度を考えるならば半分より少し長いものが良い。

ネジ類

ネジは天板の厚みを超えなければ何でもよく、ワッシャーは脚部を傷付けないようにあったほうが良い。

自分だけのデスクシェルフで最高のPCデスクライフを送ろう

鬼目ナットの取り付けをマスターすれば、他社製のスマホ・タブレットホルダーや左手デバイスホルダーなども好みの位置に取り付けられる。

引出しなど増設、オーダーサイズなので机とぴったり同じサイズにする、同じ材種で揃えて統一感をもたせるなど可能性は無限大。自分だけのデスクシェルフで豊かなデスクライフを送ってみて欲しい。

↓無垢材のお手入れについてもこちらで紹介しています。